おしゃべりの五線譜

言いたいことをぽつぽつ。語彙力をください。

「リフレイン」の話


アルバムが手元に届いてから仕事の行き帰りや自宅でずっとアルバムの曲を聴く毎日ですが、皆さまも同じような方が多いのではないでしょうか。

それぞれの曲で色々と思うことはあるのですが、推しの曲はやっぱり何度も何度も聴いてしまうので思うことは特に色々ありまして。今日はその中で思ったことの話です。

相変わらずのぐだぐだ文章ですが、それでもお付き合い頂けるという方はよろしくお願いします。

 

 

まず「歌声」の話。

過去に雑誌のインタビューで歌い方について「そもそも最初からキャラクターに寄せていこうというプロジェクトではなかった」「僕らは僕らとして歌えばいいと最初のレコーディングからなっていた」という風にDearDreamの5人は語っていました。結果としてそれは大成功だったと思います。キャラクターとキャストがasで繋がっているから、キャストが想いを込めて歌えば、キャストとしてはもちろんだけど、キャラクターの歌としても同じように聴き手に届く。これがこのプロジェクトの強みだったと思います。

その中で溝口さんと慎さまの声は、私の中でいつまでも不思議な位置にいました。キャストの地声、キャラクターの声、歌っている時の声が、同じ人の声のはずだけどどこか違うところにあるような感覚がしていたのです。でも、地声と歌声が違う人は結構いるので(私も多分そうです)彼もその一人なんだろうなと思って違和感なく受け入れていました。

 

そうして彼の歌う曲を今までたくさん聴いてきたところで発売された今回のアルバム。ソロ曲です。

メロディーの音域は2オクターブ近くあるので、低音も高音も幅広く使います。その中で高音が多くなるサビ部分を聴いている時に感じたことがありました。

今までの曲を聴く中で私は高音域になればなるほどキャラクターよりもキャストの色を強く感じてしまっていたのですが、今回はどちらかというとキャラクターの色の方を強く感じました。

慎さまの声に寄せて歌ったのかと最初は思いました。でももう一度よく考えてみましたが、慎さまに寄せたというよりは、慎さまと溝口さんの声の重なりが大きくなったのではないかというのが今の考えです。

二つの円を少し重ねた図を想像して頂きたいのですが、それぞれの円(声の円)がキャラクターとキャストだとすると、重なった部分が歌声です。今までこれはそこまで大きくない重なりだったと私は思っています。それが今回のソロ曲では、重なりが今までの倍以上に大きくなったように感じたんですよね。だから、高音域を歌っても慎さまの声を強く感じる。

 

歌詞の内容ももちろん素敵ですが、それよりも先に私はこの歌声の変化で思わず目頭が熱くなりました。溝口さんと慎さまが一緒に歩んできた積み重ねがここで大きな形になったんだなぁと……(今までの活動で積み重ねを感じなかったというわけではないです。今回は歌声に大きな変化を感じただけです)

多少はキャラクターを意識している部分はあると思います。でも、今までよりも強く繋がったキャラクターと一緒に「僕は僕として」歌ってくれたのが今回のソロ曲なのではないかと私は思いました。

 

 

 

もう一つ、「歌詞」の話。

この曲は誰に向けての歌なのかという話です。TLではすでに様々な感想や考察ツイートが流れてきているので、どれも「分かる~!」となりながら見ております。

あれこれ考える中で色んな相手が浮かんだのですが、その中で「溝口さん→慎さま」というのが浮かびました。逆もあるのかもしれませんが、自分が3次元の人間である以上キャスト→キャラクターの想いを見聞きする機会はあっても逆は今のところ無いので、今回は「溝口さん→慎さま」ということで話をしたいと思います。

 

彼がこのプロジェクトに関わったことで「今までと変わったな」と感じることがたくさんありました。歌、ダンス、演技、トーク等様々です。きっとこのプロジェクトに関わらなくても技術向上をしていずれは素敵な役者さんになっていたとは思いますが、とても速いスピードで進化を遂げた彼にとってこのプロジェクトの存在はとても大きかったのではないでしょうか。「プロジェクトに関わった=慎さまと出会った」ことで得たものや新しく見た景色もたくさんあると思います。

得たものを自分の武器に変えて活躍する姿を今年初めて個人のお仕事(舞台)で観ましたが、ドリフェスでの経験が生かされていると感じるところがあちこちにありました。きっとこの先のお仕事でもそう感じる瞬間があるでしょう。

サビの部分、歌詞は「くれますか」となっていますが、問い掛けると同時に「いこう」と決意して語りかけてくれているようにも感じられるので、そういう想いで彼の中にいつまでも慎さまの存在があり続けてくれたらいいなといういちファンの願望です。

慎さまと過ごしてきた時間を大切に、一緒に未来へ進んでいこうという決意の歌だったら嬉しいなぁ……と。

 

 

実際彼がどういう気持ちで歌ったのか、どういうイメージでこの歌詞が出来たのかが語られていないので、何かあればそっと下げるかもしれません……(笑)

今しか出来ない妄想ということで今回はよろしくお願いします。